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9月16日。散髪以外はグダグダ。
9月17日。『オリエンタリズム』を読む。
9月18日。町内会総会打ち合わせ。夕方、『オリエンタリズム』第二章読了。ヘルダーさん他のロマン主義的ではあるが「個人」への「同情」がいわば組織化されて硬化していったという示唆、そしてその例証としてのマルクスさんへの批判を読むと、私が考えていたことなんぞはサイードさんはとっくに考え抜いていたのをあらためて知る。というか、私の思いつきそれ自体が、そもそも『オリエンタリズム』の読書に由来するものなわけで。
9月19日。朝6時に大学へ。静寂。いいねー(涙
10時からは新城さんの『沖縄文学という企て―葛藤する言語・身体・記憶』についてしゃべるので、課題部分をあらためて読み返してメモ。「日本人」対「沖縄人」という二項対立を「攪乱」する何かこそが「文学」である。同意。そして、そのようなものとしての「文学」論が、実践的な運動へと結びつきにくい事への苛立ちの吐露もある。溜息吐息。
12時からは『ディアスポラ紀行―追放された者のまなざし (岩波新書 新赤版 (961))』の続き。先週は、「まっすぐに生きよう」というソニンさんと*1、二項対立を強要される状況下で踏み絵を踏まないためにジグザグに文字を連ねる徐さんとの対比をしゃべった。今週は、サイードさんがテキストを書いたMona Hatoumさんの
Mona Hatoum: The Entire World as a Foreign Land
- 作者: Edward Said
- 出版社/メーカー: Tate
- 発売日: 2000/03/01
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