拓殖のあと

はてなダイアリーから引き継ぎました。(2018年8月31日)

雑記

9月20日人社@蝦蟇油大は水曜日が会議で埋まるのだが、しかし今週の敬老の日の振り替え月曜日授業ということで、朝から夜まで授業と会議で埋まる。しかも暑い。さすがにばてて夜8時に研究室に戻ってみると、10月末の発表会にむけて読まねばならぬ博論が4本まっているのだった。そんな会議の合間に、人文系で多額のお金をとるのは難しいよね、とったらポスドクを雇えるんだが(任期が切れた後面倒みれないよね云々)という話をしたり。
9月21日。朝9時に銀行(関東つくば&常陽)を行ききして町内会関係の仕事を片付け、S君の博論(中島敦論)を読む。日帝朝鮮半島における〈朝鮮人巡査〉の二重性とその苦しみを、朝鮮人渡航禁止解除というこれまであまり言及されてこなかった文脈に置き直す試み。10年前の私なら〈朝鮮人巡査〉の二重性をバーバさんの「模倣理論」(日本人植民者を模倣する朝鮮人巡査の存在の日本人にとっての不気味さ云々)のエージェントとして読んだのかもしれない。
院ゼミは『文学理論 (〈1冊でわかる〉シリーズ)』第七章、言語のパフォーマティブ性について。内容よりも、このこのことをどう教育するかが問題になる。
『闇の奥』書評、ゲラをチェックしK社へファックス。一安心。