拓殖のあと

はてなダイアリーから引き継ぎました。(2018年8月31日)

最底辺

10月4日。
査読のあと、積ん読解消を開始(といっても、ほんのちょっとだけ)。

累犯障害者

累犯障害者

タイトルは少々扇情的だったと著者本人が認めている。というわけで、もうちょっとしっかりしたソースをもとにして書いて欲しかった&前半の「累犯障害者」論と後半のデフ・コミュニティー論が乖離しているのを何とかして欲しい。
10月5日。
積ん読解消。
ルポ 最底辺―不安定就労と野宿 (ちくま新書)

ルポ 最底辺―不安定就労と野宿 (ちくま新書)

生田さんの『「野宿者襲撃」論』のエッセンスが凝縮されている点のみでも「買い」。
+冒頭の極寒地野宿者のエピソードに驚き、野宿者ビジネスの巧妙さ*1に義憤を感じ、そしてジョブ・シェアリングの可能性を知る。この20年、生田さんがどうして釜ヶ埼で日雇い労働しながら野宿者の問題に関わってきたのかについての控えめかつ義憤に満ちた言葉も読める点も「買い。

*1:「つくづく思うのは、「悪い奴は頭がいい」ということだ。[155]」という言葉には泣ける。