拓殖のあと

はてなダイアリーから引き継ぎました。(2018年8月31日)

『原爆文学という問題領域』

ウチの院生曰く「サイトー先生のヴァーチャル友だち」(じゃなくて何度もお会いしているんですがね)、川口隆行さん@広大の単著、『原爆文学という問題領域』(創言社、2008年)がついに出ました。創言社は福岡の小出版社なのでここでは画像も出にくいでしょうし、まだ社のHP自体にもデータがないようですから、写真をうpしておきます。

妙に緑っぽい?のはモニターの光線のせいでしょうか?実際はベージュの手触りがいい表紙の、紙にほんのり盛り上がった活字の質感が好ましい本です。内容についてはしかるべき人がしかるべきところで語るでしょうからそれを待ちたいところ。とはいえ、ぱらぱらめくっていると知り合いのNさんの違う二本の論考が二カ所で言及されていることに驚き。テクストってのは本当に想定していないところに届くのでした。
4月27日。
夜11時に帰宅。ボケラーっとしていると、ETV特集「悲劇の島、済州」やってる!ま、ほとんど全部観れましたけどね。やっぱり

火山島〈5〉

火山島〈5〉

の金石範さんが「悲しみの自由」(21日の集会では「悲しみの自由の喜び」と言っていたが)と語るときの迫力はすごい。亡くなった人を泣いて追悼できる自由がない社会の恐ろしさ。
それはそうと、画像の『火山島』は1996年に文藝春秋から出たハードカバーなのだが、この第一巻の画像が出てこないってのは、大岡昇平さんも同様でしたが、一体全体どういう出版状況なのかと。四・三事件のイベントがあり、ETV特集もあるわけなんだから、再版かければかなり売れるのではないかと思うし(いやわかりませんけどね)、こういう便乗商法ならドシドシやって欲しいと思うのだが。
4月28日。
午前。まだ科研の書類を手直しているのはさすがにどうよ?と自分に突っ込み。
26日の会計関係で連絡など。
午後、すでにあちこちで核心をついた書評が出ている本の書評を書くというのはツライものでして、アタマ抱えて文章をこねくり回すともう夕方。いっそあちこちのブログをパクっry