拓殖のあと

はてなダイアリーから引き継ぎました。(2018年8月31日)

森さんvs大岡さん

原爆の図―描かれた〈記憶〉、語られた〈絵画〉

原爆の図―描かれた〈記憶〉、語られた〈絵画〉

とっとと買っときゃよかったですな。届くのが待ち遠しい。
5月13日。
2コマ。ベルギー領コンゴにおける非道ぶりの証拠写真を授業で見せる。昼飯がまずくなったかもしれないが、知らないというわけにもいかないことなのだ。
某書の書評ゲラに朱書し、速達にて送る。もともとろくな読者ではないが、それにしても今回は思いっきり空振りしているような気がする。
5月14日。
森林太郎さんの「堺事件」(1914年)と大岡昇平さんの「「堺事件」への疑異」「「堺事件」の構図」(どちらも1975年)を使って、森さんの資料の使い方を批判する大岡さんの仕事の仕方というか態度というか根性というか、そういうものは真似っこしましょう(できるものなら)という講義をする。
終了後、私が授業で紹介した文庫版『堺港攘夷始末 (中公文庫)』を貸してください、来週返しますからという学生が。読み切ってくれたらうれしいのだが。
終了後、会議に向かう途中に夢想する。
レイテ戦記 (上巻) (中公文庫)

レイテ戦記 (上巻) (中公文庫)

レイテ戦記 (中巻) (中公文庫)

レイテ戦記 (中巻) (中公文庫)

レイテ戦記 (下) (中公文庫)

レイテ戦記 (下) (中公文庫)

この三冊を学期毎にひたすら読むという授業をやってみたいものです。出席者はオレ1人かもしれんがなー。
会議×2。
修論届く。