拓殖のあと

はてなダイアリーから引き継ぎました。(2018年8月31日)

地名をめぐる闘争

いったん作ってしまった地図の変更は大変だという国土地理院側の理屈はわからんでもないのだが、しかし。

アイヌ語名変え意味消失 国土地理院地形図の7河川で(07/18 09:06)
 国土地理院の二万五千分の一地形図で、少なくとも道内七河川の名称が、地形図改版時に地元自治体の申請に基づいて変更されたことで、アイヌ語が由来となった地名本来の意味をなさなくなっていることが十七日、分かった。各自治体とも調査に消極的で、修正を申請する予定はない。これに対し、住民らは「地形図として機能していない」と修正を求めている。
 変更が判明したのは「札内岳」「阿寒湖」など七枚の地形図の十一カ所。日高管内浦河町では山間部にあるニシュオマナイ川が一九五九年の改版でシュオマナイ川になった。「ニシュオマナイ」はアイヌ語で「断崖(だんがい)のある川」という意味だが、「シュオマナイ」だと意味をなさない。
 釧路アイヌ語の会の松本成美会長は「アイヌ語地名はその地域の特徴を表しており、理由のない変更は地域の文化をゆがめる」と指摘する。
 釧路市阿寒湖温泉のオタウンナイ川は「砂浜のある川」を意味するが、八二年からウグイ川に変わり、それまでウグイ川と記載されていた近くの川は名称の記載がなくなった。「ウグイ」は日本語の魚名だ。雌阿寒岳の噴火に備えた地元住民の話し合いで発覚。住民の一人は「避難時などに混乱を生じかねない」と修正を求めている。
 このほか、八九年には網走管内津別町のメナシュウキキン川が並行して流れるオンネキキン川と入れ替わり、「東」(メナシ)にあるはずの川が西側に。名前も「メナシュキキン」に変更された。
 二万五千分の一地形図は道内に九百三十枚あり、改版は毎年百枚程度。地名の表記や呼称の変更について、国土地理院は「関係市町村長に申請書の提出を求める」と定めており、「地元自治体の申請がない限り、地名の変更はできない」という。
 七河川に関係する四自治体とも「古い話で、変更を申請した理由は分からない」などとし、浦河町建設課は「山奥の川なので深く追究しなかったが、役場側のミスの可能性もある。今後対応を検討したい」と話す。

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/environment/105622.html

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