拓殖のあと

はてなダイアリーから引き継ぎました。(2018年8月31日)

12月15日。
総合科目「日本とは何か? 世界の中の日本」という授業を5回やるのだが、この日からということを前日まですっかり忘れていた。朝3時に大学に行き、準備。午前10時10分からの講義に間に合わせる。酒井直樹さんの話をしたが、うまく伝えられた自信がない。
午後、院授業。島尾敏雄さんとミホさんの話になる。中島敦さんと「マリヤン」との関係は、短編「マリヤン」では分からないわけなのだが、そのいわば続きを敏雄さん&ミホさんに読み取ることができるか云々。
当然「ヤポネシア」の話になるが、そこでこの本ですよ。

群島‐世界論

群島‐世界論

とどいたばかりなのでまだ読めていないが、なにやらコンラッドさん、ジョイスさんがさかんに出てくるぞ。後者についてはこれは吉増さん(柳瀬さん)との仕事の流れなんだろうかと想像したり。
卒論一本チェック、学生と面談。
12月16日。
2コマ。
スローモーション考

スローモーション考

英詩のわかり方

英詩のわかり方

日本人は英語をどう学んできたか 英語教育の社会文化史

日本人は英語をどう学んできたか 英語教育の社会文化史

理想の教室 ビートルズとは何だったのか

理想の教室 ビートルズとは何だったのか

阿部さんの「英詩」本では、Seamus Heaneyさんの"Digging" (1966)が取り上げられているのでした。これ、前の大学でもずいぶん講義したなあ。佐藤さんの本はやっぱりこっちの方がいいと思いました。この本は、学生に読ませて、「わかんないっす」と言われても放置プレイにするのが◎と思っている。