拓殖のあと

はてなダイアリーから引き継ぎました。(2018年8月31日)

柄谷さん、ミヨシさんの夢を見る

ツィッターより引用。

QT @Monthly_Shincho 昨夜の風花朗読会記録です。冒頭、なかなか開始しませんが、古井由吉さん:19分〜。町田康さん:35分〜。柄谷行人さん:66分〜。鼎談:92分〜。 http://www.ustream.tv/recorded/5925909

ここでミヨシさん追悼論を朗読する柄谷さんはなかなかイイ。もっとも、東大英文科へのアンビヴァレンスにみちた朗読テクストではあるが。*1
そういえば、AASのDuke UPのブースにはミヨシさんの遺著T

Trespasses: Selected Writings (Post-contemporary Interventions)

Trespasses: Selected Writings (Post-contemporary Interventions)

が積んであった。

*1:1994年の講談社ムック『群像』覆え音健三郎特集号での対談で、東大を過剰に意識する人はアンビヴァレント、いいところも悪いところまあある罠という態度がアンビギュアスと議論していたが、ご本人は良くも悪くも今でも前者なのであって、それで夏目=ミヨシを評価するのではないか。私は、自分の立ち位置のことを考えると、スピヴァクさんのOutside in the Teaching Machineというのがしっくりくるなあ。