片山さんのブックガイドが分かりやすい!
- 作者: 片山杜秀
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/09/11
- メディア: 単行本
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〈弱さ〉と〈抵抗〉の近代国学 戦時下の柳田國男、保田與重郎、折口信夫 (講談社選書メチエ)
- 作者: 石川公彌子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/09/11
- メディア: 単行本
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著者は、柳田も折口も保田も、揃って日本人論の核に本居宣長の「もののあはれ」を据えた点に注目します。すると「もののあはれ」とはなんでしょうか。乱暴に言ってしまえば、人の限界、くじける魂を知って涙することではないでしょうか。とすれば、彼らが認めた日本的なるものの真髄とは、つまりは日本人の心の弱さなのです。彼らの求める日本的なるものは、日本的総力戦しそうのうたいあげる強く雄々しくたくましい日本人像と両立しようがありません。ここに大きな軋轢が生じていたと考えるべきなのです。(147)
これは
- 作者: 酒井直樹,末広幹,野口良平,斎藤一,川田潤,浜邦彦
- 出版社/メーカー: 以文社
- 発売日: 2002/06/17
- メディア: 単行本
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ブックガイドにもどると、
日本主義と東京大学―昭和期学生思想運動の系譜 (パルマケイア叢書)
- 作者: 井上義和
- 出版社/メーカー: 柏書房
- 発売日: 2008/06/01
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「日本」への問いをめぐる闘争―京都学派と原理日本社 (パルマケイア叢書)
- 作者: 植村和秀
- 出版社/メーカー: 柏書房
- 発売日: 2007/12/01
- メディア: 単行本
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(略)日本的なるものに向かっていった人々の価値観は、文学者だろうが哲学者だろうが政治思想家だろうが、表面ではいろいろ違うようにみえても、とどのつまりは似たようなものだ、本質的には一枚岩だ、みんなが、あるがままでなされるがままのファシズムのノリに回収されていたんだ、という話です。
でも、実際はそんなことはないだろうと、著者は本書で強くアピールします。(略)
その両極端とは、あるがままに身を委ねて主体を放棄してよしとする、言わば「自然派」の、三井甲之や蓑田胸喜ら、原理日本社の思想と、主体化する契機をあくまで手放すまいとする、言わば「作為派」の、西田幾太郎や田辺元ら、京都学派の思想です。(149〜150)
- 作者: 嘉戸一将
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/07/14
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- 作者: 昆野伸幸
- 出版社/メーカー: ぺりかん社
- 発売日: 2007/12
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