拓殖のあと

はてなダイアリーから引き継ぎました。(2018年8月31日)

『妖精女王』一人読書会とぅぎゃりました

  • 23:59  RT @helpline: 開国期に来日した西洋人たちが日本人は嘘つきだと嘆いていたというエピソードも興味深かった。著書は解釈の多元性という言葉で説明しているけれど、確かにある物事はああも言えるしこうも言えるわけで、日本人は正しい w しかしそれでは議論も約束も成立しない ...
  • 23:59  RT @helpline: 面白かったのは、近代以前の中華帝国の支配において日本を含む隣国との穏健な関係が、互いに宗主国だと思っているという翻訳の欠如によって成立していたという指摘。近代以降は西洋流に関係を明確にすることを求められ、いわば翻訳しなければならなくなったという。
  • 23:59  RT @helpline: 与那覇潤「翻訳の政治学」は、序論と結論で翻訳論を政治学へと拡張する理論的な土台作り、本体では沖縄=琉球の近代史をめぐる実証的な記述で構成されている。これは広く読まれるべき本だし、人文系の院生は序論と結論だけでも読んでおくべき。
  • 23:59  RT @heibonshatoday: RT @fermat1665 確かに「文学」の意義に…RT @shionkono 「正義」に根ざした「倫理」が見失うものもあるのではとも思う。そこは「文学」のテリトリーともいえる。その点に触れた鴻巣由季子さんの書評の結語に共感。→ ...
  • 23:58  RT @tamanoirorg: バルザックあたりから、かな。娯楽小説の骨法がどう生み出され展開していったか、どうそこから零れる「文学」が生まれてきたか、とか意識して読むと面白いよ。RT @dragon_boss: @tamanoirorg 横からすみません。「19世紀小 ...
  • 23:57  RT @nasastar: 一冊は文庫落ちした、『テンペスト』。作者は高校の先輩。舞台は十九世紀、王朝時代の首里。面白い。自分は那覇育ちなので、地名やら建物やら馴染み深いこともあって、すんなりと物語世界にはいれた。
  • 23:27  @Cristoforou 私、柳瀬訳に出てくる北海道地名をリストアップして解説した論文を書きました(急いで書いたのでミスだらけなんですが)。ご参考まで。http://www.tulips.tsukuba.ac.jp/limedio/dlam/M87/M871824/4.pdf  [in reply to Cristoforou]
  • 23:19  @Cristoforou 古典を時間をかけて読むのはやっぱり文学研究の醍醐味ですよね。私は小説屋なので、『フィネガンズ・ウェイク』読書会とかやってみたくなりました。  [in reply to Cristoforou]
  • 23:13  @cristoforou すいません、もしお嫌でしたらすぐ消します。でもとても面白かったので、ついついとぅげゃってしまいました。  [in reply to Cristoforou]

『妖精女王』よむなら筑摩の文庫が出ていますね。便利になったものです。

妖精の女王〈1〉 (ちくま文庫)

妖精の女王〈1〉 (ちくま文庫)

テキストはこれかなあ。Longmanは注釈が充実。
Spenser: The Faerie Queene (re-issue) (Longman Annotated English Poets)

Spenser: The Faerie Queene (re-issue) (Longman Annotated English Poets)

[2011/01/13]

  • 22:21  【再送】鴻巣さん、自然君の論考「上陸者のまなざし」からゴーシュ作品には「高みから異国の風景を見下ろすような語り手の視線がない」云々と引用し、それをなんとコンラッド『青春』最後のオリエンタリズム的視線と対比。『青春』ネタは拙著2章で論じた!私と自然君の議論が再度邂逅。世界は狭い。
  • 22:16  池澤さんの「僕の移動日記」には帯広の写真がたくさん。「帯広農業高校の生徒たち3名のインタビューをうける」とあるが、新聞部とかの学生さんかな。ともあれ農校がんばれ。
  • 22:05  『文藝』春2011が到着。不肖私の池澤小説論を読む前に、鴻巣有希子さんの池澤さんインタビューを。小沢自然さん(というか「自然君」だなー私にとっては)のゴーシュ論に言及があって、あれまあこんなところでこんにちは、という感じ(笑)。

文藝 2011年 02月号 [雑誌]

文藝 2011年 02月号 [雑誌]

これに「ポストコロニアルメランコリア」(ギルロイ先生の最近著のタイトルをパクッたリスペクトした、池澤小説の紹介文を書きました。ご笑読下されば幸いです。[2011/01/13]

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