拓殖のあと

はてなダイアリーから引き継ぎました。(2018年8月31日)

(事実上の)引っ越しの準備開始

事実上ですから、職場が変わるとかそういうことではないのです。私の個人研究室がある通称「人社棟」の耐震工事がいよいよ始まることとなり、そのため一度研究室を引き払わないといけないのです。つまりは本の整理やら段ボール詰めやらをやらねばならない。
「引っ越し」は嫌いじゃないです。親父が銀行員だったから引っ越しは三年に一回の行事でありました。大学に入ってから今まで22年たったが、その間に8回引っ越している(この回数が多いかどうか知らないが)。引っ越しでもしないと本やら資料やらの整理はしないし、そもそも徹底的な掃除なんかやらない。だからグダグダいいながらも案外楽しんで(というと言い過ぎだが)「引っ越し」作業をやっている。なんだか最近机のまわりにシロアリが出て来ているので、まあいい潮時なんでしょう。
そんな作業をやりながら思ったのは、震災で吹っ飛んだ研究室の後片付けは二度とやりたくないということ。あれはもういやだ。といっても、関東平野に住んでいればいずれはやられるのでしょう。本は少ない方がいいのか。となると、やっぱり「新批評」がいいよね、ということになりますか。