アイドル写真、今と昔

授業の予習が案外はやく終わってしまったので、ブログ更新。
筑波大学出身の演劇研究者、笹山敬輔さんのご著書、

幻の近代アイドル史: 明治・大正・昭和の大衆芸能盛衰記 (フィギュール彩)

を直接お恵みいただき、拝読させていただきました。。ご本人曰く「際物／キワモノ研究書」（181頁）とのことで、今のアイドルブーム（笹山さんはAKBというかSKEヲタのようだが）を歌舞伎の「際物」に結びつけ、明治・大正・昭和の大衆芸能を今のアイドルブームの視点で捉え直そうというこの本、今のアイドルについて多少わかる人は、その前史を知ることができて、勉強になりつつ笑って読めるだろうと思います。
で、ある若い学生と話をしたら、この表紙の明日待子が私立恵比寿中学の柏木ひなたに似ているという指摘があり、そう言われれば似てるなとも思ったり、単にどちらもショートだからだけではないのかとも思ったり、写真を取られるのがビジネスの若い女性の笑顔の作り方というのは昔から変わらない（？）から余計に似ているように見えるのかなあとも思ったり、でした。


この分野は（も）、興味はありますが、アイドル文化に深くコミットしている若い衆にまかせます。自分ではとてもできません。（マンガや映画も同じ、私は活字以外の媒体の作品を論じるほど、質量をこなすことができません。）
追記：これ、学生と話をしたのが一週間前。今日あらためてみると、やっぱ違いが目立つような気もする。