拓殖のあと

はてなダイアリーから引き継ぎました。(2018年8月31日)

2004-03-22から1日間の記事一覧

『英語青年』4月号と5月の英文学会@阪大

前者ではアジアの英文学教育についての連載が、後者では日本の英文学教育のシンポがあるという具合で、〈英文学〉への問いがいよいよ先鋭化してきた感があります。そういうわけで、Derrida, _Glas_を読む、というか眺めてみようという気持ちになったのです。

佐藤清『エリオット』(岩波講座「世界文学」2〔近代作家論〕)、岩波書店、1934年

佐藤清はやはりエリオットには否定的だったようです。 近代の「荒地」は、此の詩の支離滅裂と思はれる所にあらはれてゐるが、その支離滅裂は更に作者の博学と多くの引用に依つて読者を悩ます。(中略)余りに意識的であり、余りに多くのものを意識してゐる。…

Jacques Derrida, John P. Leavey, Jr., and Richard Rand, trans., _Glas_, U of Nebraska, 1986: 1990.

どうせ全部なんか読めないよなあと、一番最後の頁だけちらっとみたのですが、次のような文章がありました。 A time to perfect the resemblance between Dionysus and Christ. Between the two (already) is elaborated in sum the origin of literature. Bu…

Derrida, _Glas_を注文しました

どうしても気になっている本なので、思い切って購入することにしました。ところで、この英語版が高いの何の、9000円もする!ブツがブツだから、これは人件費がかかった翻訳なのだと自分で納得しようとしていますが・・・。(3月30日、_Glas_が届きま…