佐藤清『エリオット』(岩波講座「世界文学」2〔近代作家論〕)、岩波書店、1934年
佐藤清はやはりエリオットには否定的だったようです。
近代の「荒地」は、此の詩の支離滅裂と思はれる所にあらはれてゐるが、その支離滅裂は更に作者の博学と多くの引用に依つて読者を悩ます。(中略)余りに意識的であり、余りに多くのものを意識してゐる。(pp.14-15)
佐藤清はやはりエリオットには否定的だったようです。
近代の「荒地」は、此の詩の支離滅裂と思はれる所にあらはれてゐるが、その支離滅裂は更に作者の博学と多くの引用に依つて読者を悩ます。(中略)余りに意識的であり、余りに多くのものを意識してゐる。(pp.14-15)