拓殖のあと

はてなダイアリーから引き継ぎました。(2018年8月31日)

ソンタグ、他

お隣の渡邊先生のホームページを見ると、「朝は鳥の啼く声で目が覚める」とある。嘘だろうと思っていたら、本当である。各部屋に換気口があるが、そこにたぶん雀がやってきて、がさがさやっている。案外うるさい。まだ聖フランチェスコのようには悟りきれない。
Amazon.comのDHLが届き、ひとまず英語でフーコーソンタグを読めるようになった。フーコーは別として、ソンタグのIllness as MetaphorとAIDS and its Metaphorは抜粋を使う予定である。

Illness As Metaphor And AIDS And Its Metaphors: And, AIDS And Its Metaphors

Illness As Metaphor And AIDS And Its Metaphors: And, AIDS And Its Metaphors


"salmagundi"。この奇妙な言葉は、僕は食したことのないごった煮風?欧風料理の名前なのだが、転じて「雑録」という意味になったらしい。ワシントン・アーヴィングの「リップ・ヴァン・ウィンクル」を授業で使おうと思い、アーヴィングについて調べたら、彼はこういうタイトルの雑誌をSpectatorに対抗して出していたんですね。同名の雑誌は今もあり、これはサイードなんかも寄稿する結構有名な批評誌である。
何はともあれ、言葉の響きが大変気に入ったので、「雑録」の英訳として使うことにしたという次第。いかがでしょうか。