拓殖のあと

はてなダイアリーから引き継ぎました。(2018年8月31日)

ダンは結局全部よいのです

Steely Dan, Pretzel Logic (1974)とAlive in America (1995)。

Pretzel Logic

Pretzel Logic

Alive in America

Alive in America

この二枚はダンの作品の中ではく○だと思っていたが、昨晩聴き始めると止まらなくなった。○そだと思った自分がく○だった。Pretzel LogicとKaty Lied (1975)なんかは、ホントにいーかげんなクズ曲もあったりするのだが、しかしThe Royal Scam (1976)やAja (1977)のような傑作を予感させる萌芽、可能性みたいなものを、聴いている方が勝手に読みこめる、もとい聴きこめるからいい!と思うんだろう。といいつつも、やっぱりAja (1977)を聴けばやっぱりこのアルバムは圧倒的で(音の積み重ね方の密度・精度が全然違う)、それはZepのHouses of the Holy (1973)が好きだと言い張ってもやっぱりPhysical Grafitti (1975)とZoso Album (1971)でしょう、Joseph ConradのLord Jim (1900)もいいけどやっぱりNostromo (1904)が凄い、というのと同じ。
これまでどうでもよかったAlive in Americaが急に良くなったのは、たぶん来日公演のチケットを予約したからなんだろう。
ところで、なぜかMark Knopfler(で良かったかなspelling)のギターを聴きたくてしょうがない。