拓殖のあと

はてなダイアリーから引き継ぎました。(2018年8月31日)

バーバ、難しいよバーバ

今日からHomi Bhabha, The Location of Culture (1995)に収録されている'Of Mimicry and Man: The ambivalence of colonial discourse'を精読する。

The Location of Culture (Routledge Classics)

The Location of Culture (Routledge Classics)

(すでにRoutledge "Classics"に入っている![2006年3月13日]
文化の場所―ポストコロニアリズムの位相 (叢書・ウニベルシタス)

文化の場所―ポストコロニアリズムの位相 (叢書・ウニベルシタス)

もちろん、中島の行為が'mimicry'なのかどうか(何の?誰に対しての?)を考えるため。それにしてもバーバは久しぶり、院生時代に無理矢理読んでコンラッド論を書いていた時の興奮を思い出すが、当時はよく読めていなかったとつくづく思う。大体この論文、今ざっと見ているが、インドにおける英文学の誕生を促したとも言えるマコーレーの「覚書」(1835)について触れているではないか。英文学制度オタクである私の必読文献じゃないか。・・・というわけで、しばらくバーバの変態英語に付き合うことにしよう。