拓殖のあと

はてなダイアリーから引き継ぎました。(2018年8月31日)

エアコンが入ったので記念カキコ

試験運転なので生ぬるい風が出てくるだけなのだが、しかし研究室内の空気は動き始めた。というわけで記念カキコ。
6月9日。
院2コマ。中島敦さんの「マリヤン」に、参加者それぞれの専門を生かしつつ詳細な注を付け加えるというようなスタイルの授業なのだが、いやあ勉強になります。
6月10日。
学群2コマ。
9月26日〜27日に、台湾の国立台湾大学にてReception and Transformation of English and American Literature in Asiaなる科研費シンポをやるのだが、そのためのインフラ整備を院生Sさん、Mさんとやる。Yさんも途中から参加。Grouptubeというのがあって、ようは自前でSNSを作れるというサービス。
6月11日。
学群2コマ。会議2つ。
注文をかけた本がドカドカ届くのだが、とうぜん読み切れん。

英文学への挑戦

英文学への挑戦

「まえがき」は、例の痛烈な論文、「闇の中の遊園地」の一部を使っておりますね。しかし収録された論文はさすがにほぼ全部読んでいるなあ。
English in the Bonin Ogasawara Islands (Publication of the American Dialect Society)

English in the Bonin Ogasawara Islands (Publication of the American Dialect Society)

小笠原ネタをやるので基本書を。
Typee: A Peep at Polynesian Life (Penguin Classics)

Typee: A Peep at Polynesian Life (Penguin Classics)

スティーブンソンさんは結構読んだから、今度はメルビルさんを読みながら小笠原やら南鳥島やらマリアナ諸島やらフィリピンやら考えていこうか、とか。まあ小笠原や南鳥島沖ノ鳥島ミクロネシアに近いわけなのだが。
しかしこのネタでやっていくと、中村和恵さんの仕事ともろかぶってしまうというのがヤバイ。
6月12日。
学群1コマ。院2コマ。中野重治さんと映画、魯迅さんが森鴎外さん「沈黙の党」&芥川龍之介さん「羅生門」を中国語に訳す、というお話。前者のLさんが持ってきた、戦前の「朝鮮映画」というのが抜群におもしろいネタだというのが分かった。というか、今日出海さんって映画監督もやっていたのだなあ。後者のLさんは修論を書いたばかり、博論までまだ時間があるので、以下の本を紹介したりする。
女性と中国のモダニティ

女性と中国のモダニティ

まあ私のところにはレイ・チョウさんの別の本の訳者もいるわけなのだから、この本を読む院生さんにとってはよい環境だよな。