拓殖のあと

はてなダイアリーから引き継ぎました。(2018年8月31日)

続:科研の季節

10月11日〜13日。
終日科研(新規申請)の書類書き。株価暴落と学会終了後で素寒貧ですけれど、10万円までは払うから、だれか代わりに書いてくれないかとマジで思います。とはいえ書類書きやるってことは、あちこち連絡したり談合したり調整したり仁義切ったりで、つまりはプロジェクトの責任も(一定程度)負わねばならないわけで、それをバイトさんにやらせるわけにもいかんよねえ。ああ、今の私のポストを誰かにもらってもらうといいのか。しかしそうなると今のご時世、食えないしねえ。
無理矢理ポジティブになる。書類書きをやっていて唯一いいなと思うのは、研究分担者や連携研究者になっていただける方々が何をやっているのかを、おおざっぱにではあるけれど、知ることができること。いろんな人が、いろんなことを、考えている。書いている。これは感動的である。

要塞都市LA 増補新版

要塞都市LA 増補新版

増補版、でましたね。これの初版にまつわるネタをいくつか聞いたが、笑わせてもらいました。それにしても、日本でもバリバリ売れる人になってしまったデイヴィスさんの『Late Victorian Holocausts: El Niño Famines and the Making of the Third World』はいつ翻訳がでるのだろうか。というか、これを村山さんがサクサク翻訳したあと、私が『Exterminate All the Brutes』を訳そうと思っていたのになあ。コンラッドさん『闇の奥』を読みながら北アフリカを歩き回り、ヨーロッパを撃つというか鬱というか、まあそんな本ですが、それじゃあ売れねーだろうから、デイヴィスさんの横に置いてもらったらちょっとは売れるかなあと思ったのになあ。
しかし今は別の翻訳があるので、これは、あと。