拓殖のあと

はてなダイアリーから引き継ぎました。(2018年8月31日)

やっぱり〈アフリカ〉だよな

昨晩決めた。「齋藤一」論は再来年度以降にして、新年度の専門の授業(の一つ)は以下を教科書に指定する。

中村さんのファンである私だから、たぶんこの本を冷静に評価できない。が、偏見上等、この本は最高だ!
例えば、サッカーの国際試合でおこなわれる呪術合戦についての中村さんの文章を読んだら、当然頭の中にはジミさんの"Voodoo Chile (slight return)"のリフが響いてきて、いやさすがにそれでは古いと思った瞬間にリチャード・ボナさんのベースソロも響いてきて*1、ああこれでは日本代表の××も仕方ないなと思ってしまったではないか。いや、日本によいミュージシャン=呪術師がいないというわけではないのだが、なんかこう協会がもっとアヤシく禍々しいミュージシャン=呪術師を雇って応援部隊を組織してくれないものか。
ともあれ、この本を使い尽くしつつ、『闇の奥』や『恥辱』を読み破ろう!

ところでくぼたのぞみさんって北海道出身だったということは知らなかった。くぼたさんを知らない人(このブログを見ている方で全然知らないという人はあまり多くないとは思うが)は以下を参照。

マイケル・K (ちくま文庫)

マイケル・K (ちくま文庫)

*1:聴きやすいものとしては渡辺香津美さんのMo’ Bopのタイトル曲がある。3曲目のベースソロ+スキャットも超人的である。