拓殖のあと

はてなダイアリーから引き継ぎました。(2018年8月31日)

『ジェイン・エア』再読

今年は院生(留学生含む)と日本語でいいから長編小説を読もうということにしたのだが、1冊目はこれである。

何度目の再読になるのかわからないが、私はこういう怒涛のメロドラマ好きなんだということを再確認したのでした。
そもそも(なんども書いているような気がするが)ペンギン版のディケンズ『デヴィッド・コッパーフィールド』を二十歳くらいのときに読み切ったのが、「文学研究」をやるきっかけの一つだったのだけれど、細部はもちろん読めなかったにしても、要するに突っ込みどころ満載のあの作品を、しかしワクワクドキドキして読んだわけだから。
これを院生と読み切ったら、リース『広い藻の海』を読むか、あるいは(できれば『ヴィレット』『シャーリー』をはさんで)『嵐が丘』にするか、それともディケンズ読んじゃうか、考え中。