河野真太郎「母のいないユートピアーー『新世紀エヴァンゲリオン』から『インタステラー』へ」読了
Posse第26号(2015年3月)221−236、読了。
私みたいなサブカルに疎いものでもわかる有名作品(『インターステラ―』、『コンタクト』、エヴァ、『家政婦のミタ』)がネタなのでありがたい。エヴァについては赤木リツコ博士に触れていて、彼女は「「理想的なシャカイ系ポストフェミニスト」になれなかったのである」というのは、TV版&旧劇ならそうだよなあと納得。ただ、新劇『Q』と(いつになるかしらんがーー補完の年2016年?)『シン』のリツコはどうなんだろうと思う。あと、注21に「戦闘美少女をめぐる幻想を徹底的にパロディ化して突き詰めるのは、松本次郎『女子攻兵』」「「女子攻兵」という女子高生型の巨大ロボットに乗って戦う兵士たちが、登場の限界を超えるとみずからと女子高生との区別がつかなくなり発狂するという精神汚染に侵される」とあるが、これエバのシンクロ400%>サルベージなんだな、たぶん。買っておこう。
- 作者: 松本次郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2011/11/09
- メディア: コミック
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