拓殖のあと

はてなダイアリーから引き継ぎました。(2018年8月31日)

札幌で本を買いますた

週末は札幌の紀伊国屋丸善旭屋書店で本を購入。
太田好信民族誌的近代への介入』(人文書院、2001年)と古谷嘉章『異種混淆の近代と人類学』(人文書院、2001年)は、人文書院の「叢書 文化研究」という新シリーズの第一巻と第ニ巻。九大のパワー全開?第三巻がClifford, The Predicaments of Culture (1988)の翻訳で、『文化の窮状』というタイトルで近刊の予定。期待は大。ところで、太田さんはマリノフスキーとコンラッドを扱った有名なクリフォード論文に触れている。そろそろ日本のコンラッド研究者も反応しよう。アメリカ人研究者がコンラッドと/の人類学で一冊すでに書いている。
その他、春日春樹編『オセアニアオリエンタリズム』(世界思想社、1999年)、岡谷公ニ『ピエル・ロティの館』(作品社、2000年)、これはスティーブンソン論に備えて。
崎山正毅『サバルタンと歴史』(青土社、2001年)、石川美子『旅のエクリチュール』(白水社、2000年)。
Spencer Johnson, Who Moved My Cheese。30分で読める「お気楽」ペーパーバック。悪くない。*1

*1:畜大の授業で使ってみた。これは学生の評判もよかった。やっぱり「読める!」という実感は何物にも代え難いようだ。[2006/11/16]