拓殖のあと

はてなダイアリーから引き継ぎました。(2018年8月31日)

再読は続く

池澤さんの作品はほとんど読むのだが、どうも苦手なのもある。でも食わず嫌いはいかんので読まなきゃ。『光の指で触れよ』とか読んでいないなあ〜。

私、これは出たときに買って読んだのだが全然ダメだった…今度読み直す。どうだろうか。

  • 03:10  維新で北海道に渡ってきた旧氏族ではない流れ者の子孫として、『静かな大地』をどう読んで考えるかについては、最初に読んだ時からの課題だった。今でも課題のまま。
  • 03:07  あらためて『静かな大地』を読むと、「フチの昔話」で由良の語る「お互い食い」のじいさんと、じいさんが育てた娘の話が(271-)、悲壮で感動的だった。
  • 03:00  「そう、お主一人を裏切りはしない。今、裏切るという言葉を聞いて、はじめて自分の居場所がわかった。お主を裏切るのではなく、和人ぜんたいを裏切る、と宗形は言った。/それはおだやかでないぞ、とわしは言った。どういうことなのだ。おまえは謀叛でも企てているのか。」(629)

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