拓殖のあと

はてなダイアリーから引き継ぎました。(2018年8月31日)

「ディケンズと新歴史主義」

所用というかなんというか、ともあれディケンズのクリスマスものをチェックしていたのだが、適当にググっていたら久しぶりに村山さんの文章に行き着いた。
http://www.dickens.jp/archive/general/g-criticism-murayama.pdf
村山さんのしゃべりっぷりが思い出される、というか私が勝手にそう思い込んでいるだけなのかもしれないが、ただただなつかしく読んでしまった。なつかしいのは、ここに言及されている研究書を実際に村山さんが読んでいたのを結構間近に見ていたから。ヒリス・ミラーのBleak House序文、は私があう前ですね。私が会った頃はCatherine GallagherとかMary Pooveyとかサクサク読んでいたんじゃなかったっけ。この村山エッセイを読むととてもD. A. Millerとか速攻でわかるような印象を受けますが、いやあどちらのミラーもギャラガーもプーヴィーも難しいですよ。

Practicing New Historicism

Practicing New Historicism

  • 作者: Catherine Gallagher,Stephen Greenblatt
  • 出版社/メーカー: University of Chicago Press
  • 発売日: 2001/09/01
  • メディア: ペーパーバック
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Uneven Developments: The Ideological Work of Gender in Mid-Victorian England (Women in Culture & Society)

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それにしても表紙くらいは出しておいてくれよと思うのでした。