拓殖のあと

はてなダイアリーから引き継ぎました。(2018年8月31日)

Harry Zohn訳、やばすぎ

昨日から院生読書会でタイトル通りベンヤミンの英訳を読んでいるのだが、ドイツ語の原典と比べるとあまりに恣意的な英訳なので仰天した。この訳に批判があるのはもちろん知っていたが、これほどとは。単なる"forme"が"mode"とか、適当すぎ。翻訳論の翻訳がこれでいいのか、と。なるほどド・マンが批判したわけだ。
というか、私、この訳で読んでいたのだが、一体何を読んでいたのか。
来週からは「ドイツ語読書会&Zohn訳晒しあげ会」になるであろう。
しかして、私もいくつかの翻訳に関わっているのだった。怖いよー。

眠い。科研書類は3分の1しかできていない。