拓殖のあと

はてなダイアリーから引き継ぎました。(2018年8月31日)

濫読2

12月31日(続き)。
紅白なんてシラネ、NHK教育バルトークさんの難しい曲の凄い演奏を聴いていたオレ勝ち組と思っていたら、例のGackt出陣を見逃したorz 『メタル・マクベス』っぽいというのはまあそうだな。元マリス・ミゼルだからなー、こういうコスプレ系パフォーマンスはお手の物ということか。
それはそうと、この人、神威楽斗Camui Gackt)という表記になるんだそうで、こりゃ驚いた。今年の洞爺湖サミットアイヌの神としてパフォーマンスをやってもらうしかないな。
1月1日。
明けましておめでとうございます。

ボヴァリー夫人 (新潮文庫)

ボヴァリー夫人 (新潮文庫)

『ミメーシス』下巻の予習をかねて再読?再再読?
エンマさん、スコットさんのみならずバルザックさんにも手を出しておいて「もう全てを読み尽くしちゃったわ」って、いやいや若奥様、貴方が生きていたと思われる1840年代にはスコットさんもバルザックさんも楽勝で各人30冊は小説を書いているんですからそんなこといっちゃいけませんよとか*1、あの薬屋のおっちゃんってこんなに無神論をぶっていたかなあとか、バルザックさんでもフロベールさんでもヴォルテールさんって耶蘇教徒からは極悪人扱いなんだなーとか、どうでもいいことばかりに注目して読む。
それはそうと、マンガ版というのがあるのですね。これ、漫喫にあるもんなんだろうか。これはなんなんでしょうね。
ボヴァリー夫人 フローベール

ボヴァリー夫人 フローベール

学問的には工藤庸子さんのご著書や論文を読むべきなんだろうが、正月なので読まない。
1月2日。
30センチくらい雪が降りましたよ。雪かきをして、箱根駅伝を見る。

*1:エンマさんは貸本屋から小説を借りているので、そこにはどかどか公刊されていたはずのバルザックさんの新刊本がガンガン入っていたわけではないんでしょうね・・・というエンマさんの台詞の読み方は、彼女の退屈さの表現としての側面を捨象した読み方でもちろんトンデモなのだが、実業団駅伝を見ながら本を読んでもよい正月なので、これでいいのだ。