拓殖のあと

はてなダイアリーから引き継ぎました。(2018年8月31日)

日本英文学会

今週末、慶應大学@三田で開催ですね。どの発表・シンポを見ようか。
5月14日。
英語2コマ。火曜日3コマ分の予習。
5月15日。
3コマ。英語の授業で映画「それでもボクはやっていない」を英訳すると"I Just Didn't Do It"になるのだが、この"just"には「私は正しい!」という裏メッセージがあるんじゃないか、いやそれは違う云々というネタふりをする。
5月16日。
1コマ。一年生向けの演習授業では、定番の梶井基次郎さん「檸檬」をネチネチ読む。丸善(ヨーロッパ)やレモン(カリフォルニア産)の話などする。
会議二つ。夜はSさんYさんと『下妻物語―ヤンキーちゃんとロリータちゃん (小学館文庫)』の打ち合わせ&バカ話。
5月17日。
院ゼミ2コマ。昨年後半とメンバーが替わったので『ミメーシス―ヨーロッパ文学における現実描写〈上〉 (ちくま学芸文庫)』の上巻をもう一度読んでいる。この日は第8章のダンテさん。Mさんのまとめのあと、ダンテさんの荘重なトスカーナ方言と英訳を読み比べると、後者の軽さ(特に音)が際だつ事や、アウエルバッハさんのテクストの読みは詩という形式が語の選択に与える制約を少し軽視しすぎではないかといったことが話題に。