研究
ちょっと遅れましたが・・・先週の16日(火)から、「筑波大学比較・理論文学会」の連続研究会を開始した。要するに、昨年までやっていた自主研究会の復活版なのだが、看板は「筑波大学比較・理論文学会」としたわけです。この学会が少しでも活性化すること…
[並装]" title="リーダーズ英和辞典 [並装]">リーダーズ英和辞典 [並装]作者: 高橋作太郎,笠原守,東信行出版社/メーカー: 研究社発売日: 2012/08/25メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 11回この商品を含むブログ (203件) を見るこれが届いたので、今日は枕…
博士論文予備論2本、正式にGoが出る。某官庁は比較的迅速な仕事をしてくれた。というわけで、ちょっと面倒だったことはなんとかなった。これでこの週末は安心して秋田に行けるだろう。そのおともはこれ。二年間の休暇(上) (岩波少年文庫)作者: ジュール・…
午前中に一コマ、午後から卒論中間発表、そして今の今まで一コマをやっていた。最後のコマでは清水春雄のホイットマン研究と清水の広島での体験との関係(の微妙さ)についてしゃべった、のだが、うまく通じたかどうかはわからない。大体、勉強不足だし。何…
誰得というか俺得な備忘録。 ▲清水春雄氏 岐阜短期大学を辞し、新設の小樽商科大学短期大学部へ転任。小樽商科大学にも出講。(『英語青年』1952年6月号、285頁) 清水は小樽商科大学を退官したあと岐阜女子大に移った(と記憶しているがあいまい、これは要…
10月3日に短期留学生向けの授業をやらねばならないのだが、せっかくだから最近の私の関心である「第二次世界大戦後の英米文学者」について話をしようと思う。当然「アメリカ」ということが大問題になるわけだが、しかしこれはまだあまりに勉強不足だし、今関…
Facebookより転載。シロウトのメモにすぎませんが。 語り手である私=父は、子供四人(男ばっかり)に「これはポリネシアの諸君から教わったのだ」「インド人の偉い知恵」云々、サバイバル知識は〈野蛮人〉の知恵に負うところが多いということを明言する箇所…
故・岩尾龍太郎さんの仕事にならってロビンソンものを読もうという授業をこの9月から来年2月までやるが、先週の『テンペスト』につづいて来週はこれ。スイスのロビンソン (上) (岩波文庫)作者: ウィース,宇多五郎出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1950/11…
8月29日 東洋大学白山キャンパスにて、「英文学と原爆」でWさんと私(『英語青年』と「広島」「長崎」「原爆」)が発表し、TさんKさん、そして仏文のOさんYさんも交えての情報交換。今回は名無しの勉強会。これも気楽でいいのですが、次は科研で「研究…
清水春雄さんの以下の著作を読んでいるうちに、ライラックの歌―ホイットマンの教説 (1984年)作者: 清水春雄出版社/メーカー: 篠崎書林発売日: 1984/05メディア: ?この商品を含むブログ (1件) を見るホイットマンの心象研究 (1957年)作者: 清水春雄出版社/メ…
ご恵贈頂きました。ありがとうございます。>浜名先生文化と文化をつなぐ―シェイクスピアから現代アジア演劇まで作者: 浜名恵美出版社/メーカー: 筑波大学出版会発売日: 2012/08/01メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見るちなみにこの「はてな」…
お盆を利用して約一週間小樽商科大学と北海道大学の図書館で調査をしてきたのですが、一番の収穫はホイットマン研究者の清水春雄を「発見」したこと。1903年根室生まれ、中学の教員を20年ほど勤めたあと、広島文理大に入学、木方傭助の元で卒論を執筆。やが…
昭和30年(1955年)9月25日の記事です。清水の波瀾万丈の人生がよくわかると同時に、学生記者の「ノリ」も時代めいてなかなかおもしろい。まあ「ホイット・マン」はご愛敬。 軒下にまつかな酸醤が六つ七つさがつているのが見える。すがすがしい感じのする部…
_Raymond Williams Kenkyu: Special Issue 2012_ をお恵み頂きました。これは "Proceedings -- Fiction as Criticism / Criticism as a Whole Way of Life: Raymond Williams in Transit II" (9/25, 2010、於:日本女子大学)"でありまして、英文号になってお…
昨日は池袋でコーネル大の学生さんと話をして(日本とシンガポールの英語教育を比較、酒井直樹さんのco-figuration図式の話になった)帰宅、そのあと件名のとおり『英語青年』を読んでいた。やっぱり「長崎」はない。以前書いたような気がするが、旧帝・高師…
9月から始まる授業(の一つ)では、最近出版された文学・文化関係の本を一週か二週で一冊紹介・議論し、レポートを書いてもらうことにするのだが、その一冊になるかな?と考えて読書中。幼少の帝国―成熟を拒否する日本人作者: 阿部和重出版社/メーカー: 新潮…
人文書院のHPでも紹介されておりました。 http://www.jimbunshoin.co.jp/news/n4713.html 核エネルギー言説の戦後史1945-1960: 「被爆の記憶」と「原子力の夢」作者: 山本昭宏出版社/メーカー: 人文書院発売日: 2012/06/15メディア: 単行本購入: 1人 クリ…
水曜日の夕方、連続オムニバス講義で「日本文学と南洋」というお題を与えられたので、池澤夏樹さんの『夏の朝の成層圏』とか『マシアス・ギリの失脚』とか最新作『氷山の南』について語ってきました。私の前はお久しぶり!のKMさんだったのだが、彼女は柄谷…
来年3月北米はサンディエゴで開催されるAssociation for Asian Studiesですが、期待していたパネルには落っこちたというかすでに人数超過でダメで、やむなくindividual paper sessionに応募しました。これは倍率が高いからダメかもだなあ。ダメなら北米では…
次のエントリー(http://d.hatena.ne.jp/shintak/20120729)より引用させていただきます。 核エネルギー、文化、社会合同合評会 主催 レイモンド・ウイリアムズ研究会共催 原爆文学研究会 日時 2012年8月31日(金曜日) 13:00~17:30 場所 関西学院大学 大阪梅…
W大のYさんのご著書。私が蝦夷地にいるあいだに職場に届いておりました。 密林書店では書影もなにもでないので、早稲田出版部のHPへのURLを。 http://www.waseda-up.co.jp/newpub/pageant-fever.html エドワーディアン関係の方の書評が出るといいなあ…
某所よりアップ。 国立にて大貫隆史さんの博論構想発表を拝聴いたしました。ダブル・アイとコンプレックス・シーイングの違いも一例だと思うのですが、いわゆる「専門用語」を使わないで、「普通の」言葉をいわばギリギリとしばきあげ、それを読者にも共有し…
軍事占領末期の以下の記事、いろいろに「読める」と思います。 John Hersey: Hiroshimaの原書(B6 – 118頁、本クロース表紙上製本)が、東京千代田区富士見町法政大学出版局を通じて、特別に日本国内へ販売されている。これは、No more Hiroshimas運動に寄与…
9月になったら読む暇がなくなるのでせっせと読む(毎号48頁になっているので熟読は無理)『英語青年』。「原爆」「広島」「長崎」関連記事もあることはあるが、1945年8月の話ではなく、朝鮮戦争で原爆が使われるのか?とか広島大学の小川二郎氏がブレイク研…
7日の発表、8日のシンポが終了して、ほっとした&疲れた、でも充実感はある、というところでしょうか。いずれまとめ的な文章も出てくると予想しますのでここでは詳細は書きませんが、少なくとも私は非常に刺激を受けました&勉強が足りないと反省。後者につ…
ご近所様のブログ情報なのでここで書くまでもないような気もしますが。いずれも一橋大学です。詳細はURLをクリックしてください。 7月14日 Freud and the Postcolonial (http://asakonakai.blogspot.jp/2012/07/freud-and-postcolonial.html) 7月15日 第33…
1945年から1949年まではまあまあ予定通りできた。しかし1950年になってから進行速度が非常に落ちている。これは当たり前で、敗戦後5年もたつとだいぶ状況が落ち着いてきて、『英語青年』の頁数も16頁→32頁のように増加、というか復旧しているから。資料読み…
最近はここが主戦場になっている感がある私齋藤でございます。締め切りは8月2日。私は「筑波組」の一員ではなくて、個人で応募しようと思っています。落とされたら「筑波組」のサクラでもやりますか(笑)。 The Association for Asian Studies (AAS) is ple…
K社の営業さんにこのことを教えていただきました。これは即購入でしょう。 [並装]" title="リーダーズ英和辞典 [並装]">リーダーズ英和辞典 [並装]作者: 高橋作太郎,笠原守,東信行出版社/メーカー: 研究社発売日: 2012/08/25メディア: 単行本購入: 2人 クリ…
1949年の『英語青年』読了。「原爆」「広島」関連記事もチェックした。1945年〜1949年まではチェック終了ということになる。手ぶらで広島に行くことは回避できそうだが、もう少しがんばる。 Edmund Blunden*1が朝日新聞から8月6日のために詩を書いてほしいと…